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絵のある暮らし ●第1回 リビング●
今回は、リビングルーム(居間)です。 お客さまをお通しする場でもあり、また、こことは別にファミリールームがなければ、家族の集う場でもあり、いちばん過ごす時間の長い場所ではないでしょうか。インテリアを考える際、家の中でも最も重点を置く場所にもなるかと思います。 最近は、リビングとダイニングが一体となっているLDKタイプが多いと思います。ここでは、リビング部分に的を絞り、お伝えします。 東京・目黒の「アトリエ
ラ メゾン」のインテリアコーディネーター永井佳子氏に、当店のルドゥーテのバラの絵を使ったリビングを、コーディネートしていただきました。
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コンソール上 額絵/ルドゥーテ「貴族の赤いバラ(大)」(クラーベル) バフェランプ/価格未定(アトリエ
ラ メゾン) フォトフレーム/\4,100(アトリエ
ラ メゾン) 黒の壷オブジェ/\4,100(アトリエ
ラ メゾン) アートフラワー・ピンク/\18,800(アトリエ
ラ メゾン) ふたつきキャンドルスタンド(キャンドルつき)/各\3,100(アトリエ
ラ メゾン) ソファテーブル上 ゴールドキャンドルスタンド(キャンドルつき)/各\5,400(アトリエ
ラ メゾン) ふたつき小物入れオブジェ/\12,100(アトリエ
ラ メゾン) 洋書の上に置いたブックマーク(しおり)/\2,500(アトリエ
ラ メゾン) 米国クイーンアン様式コンソール/(私物)、イーセンアーレン・センターテーブル/(私物)
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リビングコーディネートのポイントは、どこか一か所に「見せ場」を作ることです。 和室でいう、床の間にあたる場所ですね。
「見せ場」は、暖炉やサイドボードを台にして、その上に絵や鏡(ミラー)を配置することで作ります。 台の上は、小物で飾ります。
リビング見せ場のポイント
- 1. 「役に立たないもの」で構成すること
- とにかく、役に立たないものづくしで飾ることです。
たとえば、このコンソールの上には、お花やキャンドルや、使途不明の壷などが置いてあります。 これが仮に、電卓とか洗濯バサミとかダンベルだったらどうでしょう? また、このバラの絵の代わりに、「町内会のお知らせ」が貼ってあったらどうでしょう!
…つまりは、「いったいこれ何に使うの?」というものであればあるほど素敵です。 ツボやキャンドルは、現代文明社会においては不要な小物の代表であって、この場の飾りとして合格です。また、ヨーロッパアンティークの香水びんやピルケース、オイルランプとなると、さらに不要度で上を行っていて、本当に素敵です。
- 絵画というものも、いってみれば役に立たない最たるものですね。
- だからこそ、絵を飾ると部屋はグンと素敵になるのです。
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- また、これはいつか別ページを使ってコラムを書く予定ですが(かれこれ1年以上「予定」になっていますが)、
和室の素敵と洋室の素敵は、その基準が違います。 和は、無駄なものを省き直線の光と影で潔い美を追求しますが、洋が良しとするのは、基本的に加飾の美です。クラシックな洋のインテリアにおいては、飾ってこそナンボ。シンプルイズワーストになります。ですので、役に立たない絵やら小物やらで飾ったほうがよいのです。
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- 2. 小物は、高低差をつけて飾ること
- いけばなと同じですが、空間を飾る際は、高低のバランスを考えて配置すると見栄えがします。
ここでプロのコーディネーターは、背の高いランプ、体積を取るアートフラワー、ちょこんと並んだキャンドル、とバランスよく並べました。これが中途半端だとキマりません。たとえ高価な小物を持ってきたとしても、バランスが悪いと貧相にみえてしまいます。 絵の配置は、二人がかりで行えればラクです。一人が持って一人が遠くから見て、「もっと上、もっと左」というように場所を決めて印をつけてから飾ると、うまくいきます。
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- 3. シンメトリー(左右対称)にすると素敵
- 本当は、ランプも2本あって左右に置くと素敵です。今回は、アトリエラメゾンさんの在庫の小物でコーディネートしていただきましたので、様々な制約がありました。今回はこの高さのバフェランプが1点しかなかったためこちらで飾っていただきましたが、絵や小物との配置で、これはこれでバランスよく仕上がりました。さすがです。
絵の選択基準
今回使用の小物が、ランプシェードなど全般を通して黒ベースだったことから、それに負けない強い印象の絵ということで、赤いバラが選択されました。ルドゥーテの大きいサイズのバラは、華やかでリビングには最適です。
貴族の赤いバラ(大)
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コーディネートで使用した小物は販売中です
今回使用した小物(絵を除く)は、アトリエラメゾン扱いです。Yahoo!オークションにて販売中です(ID:
klaverjapan)。オークションIDをお持ちでない方は、電話やメールでもご注文受け付けております。
- アトリエ
ラ メゾン Atelier La Maison について
- 有限会社アトリエ
ラ メゾン。平成5年11月設立。代表取締役はインテリアコーディネーター永井佳子氏。日本で数少ない本格クラシックのインテリアコーディネートを行う会社です。長年海外を行き来し培った感性とノウハウに定評があります。コーティネートのご依頼はこちらへ
有限会社アトリエラメゾン
東京都目黒区平町1-20-17平町アビタシオン602 TEL:03-5726-1167 http://www.atelierlamaison.com/
お読みいただきありがとうございます。ご意見・ご感想お待ちしております。
インテリアコーディネート、小物提供:(有)アトリエラメゾン
永井佳子 写真撮影:カメラマン 多田典文 (以上、敬称略) 企画構成:クラーベル
山崎、文責:早田
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