ルドゥーテ「ロサ・ガリカ・アガサ・プロリフェラ」 Rosa Gallica Agatha (var. Prolifera)
〜美術史上最も美しいと評される植物画を残し、マリー・アントワネットやナポレオン后妃ジョセフィーヌに寵愛された、フランス宮廷画家ルドゥーテの神業のような点刻銅版画です〜
画家: |
Pierre-Joseph Redoute ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ |
原典: |
"Les Roses"(「バラ図譜」)オクタヴォ判 初版
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年代: |
1824-1826年
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バラ種: |
Rosa Gallica Agatha (var.Prolifera) ロサ・ガリカ・アガサ・プロリフェラ |
画法: |
Copper Plate(銅版画) Stipple engraving(点刻彫版法) Printed in Color (多色刷り) Hand Finished(手彩色仕上げ) |
額装: |
額縁: アンティーク調デコラティブ ゴールド額 マット(台紙):ダブルマット(シンプルな薄ベージュと濃ピンクの贅沢な重ねづかい)。切り口にゴールド色塗り(手塗り)。
ライン:ゴールド線3本、パープル線1本
マーブル:アメリカ製手染め本格マーブル紙(色:パープル・ピンク)
カリグラフィー:"P.J.Redoute 1824"と記載の手書きカリグラフィーつき
表面:アクリル 裏面:つりひも付き
*額縁、額装パーツは新品です。 |
サイズ: |
外寸)34.2cm * 42.4cm 内寸)13.8cm * 20.6cm
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重量: |
1.6kg
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付属: |
ディスクリプション(このバラについて、植物学的な内容をあらわした説明書き)の原本も同梱します。 |
今から200年ほど前の、本物のアンティークプリントです。
1824-1826年にフランスにて刊行された「バラ図譜」オクタヴォ判、初版の、本物の原本。 複製画やコピーではありません。
しかも、こちらはなんと初版。後刷りのものに比べて絵がたいへん美しく、ルドゥーテ特有の繊細なバラが、細部まで存分に味わえます。市場価値は非常に高く、価格は数倍の開きがあります。
こちらは、バラの美しい「貫生(かんせい/つきぬき)」を表したものです。
貫生とは、花の中から葉が出たり花が咲いたりする現象をいいます。バラ以外の植物にも起こる現象で、原因はまだ解明されていないようです。
この貫生バラは、ルドゥーテの時代から、貴族のあいだで珍重されていたとのこと。今なおヨーロッパでは、たいへん縁起の良いものとして扱われています。
その点、四葉のクローバーが幸運のシンボルであることと似ていますね。
このバラは想像上のものではなく、現実にあるものなのですよ、ということを証明するかのごとく、左下の葉が自然に破れています。
花びらのピンクが甘くまろやかで、かわいらしい印象です。
また葉の色合いが明るくとてもきれい。 これも初版ならではの美しさです。
約200年前のこの品、 保存状態はきわめて良好で、破れもなく、しみも少ないほうです。 紙の色はとてもいい具合に茶色がかっており、味わい深く、好ましい古さがアンティークとして素晴らしいコンディションです。
また、本物のアンティークにふさわしく、かつバラの美しさを最大限に引き出す、質の高い額装です。本場英国式のこちらの額装は、できる人は日本にごくわずかです。
すぐに飾ってお楽しみになれます。 (こちらにつきましては、額装の変更はできません。また、シートのみの販売もいたしておりません。)
写真はすべて、実物を撮影したものです。
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